殺陣師の佐藤雅樹が殺陣と武道修行から得た "気付き" を易しく解説します


by Masaki Sato

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垂直に伸びる背骨_16 骨盤と背骨のストレッチ_③

バランスボール・ストレッチ

操体法の次にご紹介するのがバランスボールを使ってのストレッチ。

特に難しい事もなく、一般的にも知られている事だけれど、これまでお付き合いいただいてる読者の皆さんにはもうお気付きの事と思われるが、『骨盤と背骨がズレ動く』というイメージを併用すればさらにその効果が期待されるというわけだ。

また敢えてその利点を説明させてもらうならば、当たり前だけど『座って行える』という事で(笑)、立つという行為を意識的に訓練している人(舞踏家、武術家 等々)以外の人達は概して外側の筋肉を緊張させている場合が多く(←外側の筋肉に頼っている)、その緊張を取り除かない限りは骨盤の内側の深層筋肉たちは目覚めてくれない(使えるようにならない)わけで・・・でも立って練習しようとすればたちまち外側の筋肉が緊張してしまう・・・というジレンマを一気に解消できるという事だ。

しかもバランスボールなら、後述する "椅子に座った状態" よりも骨盤の移動距離が大きく、よりストレッチ効果が増すという利点もあり、さらに特筆すべきなのは、ボールが転がるのに合わせて骨盤を移動させる感覚が『立った状態で骨盤をズレ動かす』時の感覚に非常に近しいと言う事だ(そのままではないけれど)言葉にすれば『ずるん、ぬるん』といった達人のみが持つ独特の感覚を十二分に楽しんでいただければと思う(笑)

ここでは『前後』・『左右』の二種類のストレッチのみをご紹介しているが、俺はこの他にも前後左右に骨盤をぐるぐる回す『骨盤回し』も好んで行っているので、このページを参考に、各自、お好みのストレッチを工夫されたし。


それでは先ず、操体法でもご紹介した "側屈" から。

骨盤を、ゆっくりと丁寧に、左右に移動させ、それに促される形で(連動して)上体が左右に屈曲するのを感じる(動画参照)


動き出しや動いている最中は『ザックリと骨盤辺り』を意識し、『終末の形=上体を倒し切った状態』で身体の各パーツの重心やテンションを感じる(観じる)のは操体法に同じ。

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筆者は骨盤と背骨をこの様に感じて(観じて)いる
(骨盤と背骨が互いにズレ合っている)


また、バランスボールをお持ちでないという方は、『柔らかめのクッションを置いた椅子』でもある程度の効果は期待できると思うので、是非そちらをお試しいただきたいと思う(「お前のせいでバランスボール買う羽目になったから金寄越せ!」などとは決して言わない様に♡)


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骨盤が動く範囲はボールより狭くなるので その分丁寧に



続いては一般で言うところの『前屈』・『後屈』

決して焦らず、ゆっくりと丁寧に、先ずは骨盤を前後に動かすこ事に意識を集中されたし。それに連なって(あくまで感覚の上で)勝手に上体が、前屈をし、後屈をするのを楽しんでいただきたい。


側屈と同じく、動き出しや動いている最中は『ザックリと骨盤辺り』を意識し、『終末の形=上体が丸まった状態・反った状態』で身体の各パーツの重心やテンションを感じる(観じる)。


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筆者は背骨をこの様に感じて(観じて)いる
(背骨同士が互いにズレ合っている)


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椅子でも応用できるのは上記に同じ


最後に今後の発展について

先にも書いた通り、立つという事を意識的にトレーニングしていない人達は外側の筋肉に頼っている場合が多く、折角バランスボール(若しくは椅子)で得た内側の感覚も立った途端に見失ってしまいがちとなる。そうならない為には日頃から力を抜いて楽に立つという事を意識し、"立つトレーニング" を続けなければならないし(←いずれ ここでもご紹介したい)、そこからご自分が取り組まれる運動(スポーツ、武術、ダンス、音楽?)に応用する為には、その運動で要求される構え(ポーズ)でも力を抜いて立てる様、感覚を丁寧に移行させていかなければならない

取り敢えず、ここでは "操体法" とリンクさせ、バランスボールで得た感覚(意識)を操体法に応用し、さらに操体法で得られた感覚(意識)をバランスボールに適応させるという "上達の正のスパイラル" を構築していっていただきたい。この単純な二つの運動(操体法とバランスボール)をリンクさせる方法論(←自分仕様で導き出した)こそが、いずれ、意識に於いても具体的動作に於いても、ご自分の専門分野に対する "強力な応用力" となってくれるはずなので。


・・・続く

by genshu-juku | 2018-02-05 16:03 | 垂直に伸びる背骨(連載) | Comments(2)