殺陣師の佐藤雅樹が殺陣と武道修行から得た "気付き" を易しく解説します


by Masaki Sato

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器を広げる

どこの職場にもいるよね? 他人の意見を頑として聞かない奴。他人の失敗をあげつらって優越感に浸る奴。他人に厳しく自分に優しい奴(笑)

俺はそんな奴らが死ぬほど嫌いなので、これまでどんな職場にいたって真っ向からそいつらに戦いを挑んできた。理屈で徹底的に論破し、実務では圧倒的な実力差を見せつけ、それこそコテンパンに叩きのめしてやって来た(←比喩ね)

そんな彼らがそのお陰で変われたかというと、これが全く効果が無かったんだよね〜(笑)俺に打ちのめされた後はしばらく大人しくしてるんだけど、ほとぼりが冷めると またぞろ その本性を現してはゴリ押しや弱いものイジメを始めたがる。まるでゾンビやんけ!

でね、流石に俺も学んだわけよ。
こんな事を繰り返したって永遠に事態は好転しないって。

それでどうしたかっていうと、彼らに協力的な姿勢を取るようにしたのよね。口で言ったって、喧嘩したって聞かないっていうんなら、せめて彼らが、というかチームとしての職場が間違った方向に突っ走らないように補佐するしかないのかなって思ったのね。

これ、最初は辛かった。だって自分が折れるわけでしょ?見た目的には。負けた感じがするじゃない?!だから暫くの間は口から血を吐くほど苦しかった(←心情的に)何故って、俺ほどプライドの高い男を他に知らないから!(爆)

でもね、そうやって、何ヶ月も、一年もやってくると違う景色が見えるようになって来たんだ。

相変わらず俄を張り続ける彼らを見ても「幼稚だな〜」って思える心の余裕が出て来たんだよね。そして何より「仕事がスムーズに運ぶ事」こそが大切なんだって思えるようにもなって来た。俺が表向き彼らに合わせた方が業務を円滑に進められるのなら、それはそれで良いんじゃない?って事だよね。

いや〜、でも、ホントきつかった!

「器を広げる」って簡単にいうけど、生半可な覚悟とパワーじゃ敵わないって事がわかった(笑)だからこそ、一段高いところから眺める景色は素晴らしいって事も(←偉そうに言わせてもらうけど)

相変わらず職場では、キャンキャン、ワンワンとかまびすしい。どっちが上でどっちが偉いかを未だに競い合っている。そんな真っ只中にいたって、心はいつも穏やかで、まるで何か別の世界にいるような気持ちにさえなってくる。「俺の気持ちを左右させるのは俺自身であって、奴らには一ミリだって俺の心に触れる事など出来やしないんだ!」っていう静かなる自信が溢れてくる。

この感じを忘れずに、静謐な喜びに満たされながらこれからは生きて行こう。ま、心をかき乱そうとする輩はいつだって挑んで来るんだろうけどさ(笑)

それに負けないのが、俺の武道、俺の闘いなのだから。

(お後がよろしいようで)

by genshu-juku | 2019-07-09 18:01 | 武道 | Comments(0)

暴力の時代の到来?_4

これ、四年前に書いた記事だけど
いよいよ現実化されてきている感があるな。

過去ログ [ 暴力の時代の到来? ]

凶悪で猟奇的な

尚且つ多くの方達の命を
一瞬で奪い去るような殺人事件の数々が

ここ数年で立て続けに起こり始めている(※)

過去の記事では

(様々な心の変遷を経て)
俺自身は武道は卒業してしまっているので

今後到来する暴力の時代においては
武道の諸先生方に頑張っていただかなくては・・・

(一般の方々に
 護身の方法を教えていただくという意味で)

などど呑気な事を書いてしまっているのだけれど

いや、もうここに来て
そんな無責任なこと言ってられないでしょ?

これまでの人生で出会った
武道に限らず様々な気づきを与えてくださった先輩方に

ってか、懸命に生きてきた
自分自身の経験に対しても失礼でしょ?

って思うようになってきた。

少なくとも、今
太極拳を人様に教えさせてもらえる環境にあるのならば

その護身技の一端でも伝えるという事は
もはや俺の義務なんだろうとも思う。

この歳になって
今更「勝負に勝つ」などという事には興味すら湧かないし

護身においてはその必要すらなく

重要なのは「負けないこと」
言い代えるなら「命を獲られないこと」・・・

この一点に尽きるだろう。

この理(ことわり)を
ご縁のあった方達にだけでも伝えて行かなければ・・・


果たして
これももう一つの復活・・・出番なのだろうか?



(※)
被害に遭われ、亡くなられた方々のご冥福と
怪我をされた皆様の速やかなる御快復を心よりお祈り申し上げます。

合掌

by genshu-juku | 2019-05-28 23:26 | 武道 | Comments(1)

中道=ニュートラル

長年武道に携わってきた身として、やはり目指すべきは “超絶の破壊力” であり、引いては ”奇跡の癒し能力” ではあるのだけれど、そう切望したところでやるべき事はただ一つ。

『赤ちゃんのような柔らかな身体と心でそこにあり続ける』という一点だけだ ♡💕

老荘思想を理論の根幹に持つ太極拳の理想形は正に ”赤ん坊”(笑)・・故に、その口伝で真っ先に伝えられる事は『全身を柔らかく開く』という事で、それは内外の筋肉(インナーマッスルも含む)はもちろんの事、全身の関節、内臓諸器官にも要求される事で、難しい理論は割愛するけれど、それによって『全ての身体資源を総動員』出来るようになるという事だ。

もちろん、 ”氣” ・・エネルギー論的にも同じことが言えて、ざっくり言っちゃうと、良質の氣(元氣)は柔らかな身体(諸器官)に宿り、あまり質の良くない氣は硬い身体に宿るという事だ。赤ん坊を見てもらえれば一目瞭然の通り、彼らは元氣のかたまりではないか(笑)

なので、日々のルーティンとしては、全身を丁寧に感じ(気功では、これも ”内観” という)、開いていない部分、流れの悪い所に、意識を、氣を配るという事がメインで、若い頃の様なガツガツした “難行苦行” は自分からは滅多にしない(笑)

ブッダの言うように、難行苦行は “ある方向に振り切れた状態” なので、それだけでは “人として偏っている状態” とも言えるのだ。確かに苦行から学べる事も多いけれど、そこに安住し、ましてや苦行をしない者達を見下すような増長慢に陥っては、もはや百害あって一利なしとも言えるだろう。

大切な事は、いかなる難事に於いても常にバランスを保つと言う事。いつも『中道=ニュートラル』に立ち返ると言う事。その中心点が、赤ん坊のような “素直で真っさらな心と身体” だと言うわけだ。

どんな時にも、穏やかな笑顔を絶やさず、柔らかな身のこなしを忘れない・・・それこそが、俺の目指す『最強への道』でもあるのだから ( ´∀`)


by genshu-juku | 2017-08-09 15:13 | 武道 | Comments(0)

開拓者魂

同期ともよく話をするのだけれど、俺達は、頭も身体も柔らかいあの時期に、アクションのみならず、ダンス、パントマイム、タップダンス(これはちょっとサボり気味だった / 汗)、発声等の基礎を、みっちりと学ぶことができて本当に恵まれていたなぁって思う。

それは具体的な技や身体の動かし方に留まらず、特に俺にとっては、それぞれの運動に共通する身体の ”芯” の使い方、いわゆる極意的なものへと眼を開かせる切っ掛けとなっていて、例えば、どんな運動であっても達人クラスの方達であれば、骨盤と背骨、そして内臓のポジショニングを使いこなしているわけで、後はそれを四肢に伝えるための、股関節、肩関節、肩甲骨、肋骨等それぞれの種目なりの使い方があるわけだけれど、多くの人達が目に見える手足の動かし方だけに目を奪われる中で、「ああ、この方は骨盤をこんな風に使われているのだな」とか「この種目では背骨をこんな風に動かしているけど、それはダンスのあの使い方に似てるな」などという見方(観方)をも養ってくれたのだ。

話は変わるけど、俺の人生って人様から見たらひどく一貫性のないものに映るらしく、「お前なにやってんだよ?」ってこれまでに何度も言われてきてて(笑)、まあ、殺陣師をやってたと思ったらいきなりCGの学校通い出して、卒業したら道場をたたんでモーションキャプチャーのスタジオに勤めてみたり・・・だから、そう言う人達の気持ちもわからんでもないのだけれど、でも、俺の中には筋の通った理由があって、それは『人間の動きを極めたい!探求し尽くしたい!!』という強烈な想いであって、それは今も変わらず、死ぬまで持ち続けるんだろうなぁって思う。

なので、俺の究極の目標は "自分の身体の隅々まで使いこなせるようになる" ってこと。要するに ”動かせないところが無い” ってことで、格好良く言えば “身体を開拓し尽くす” ってこと。本当に、身体一つでこんなに楽しめるなんて、生きてるってのもまんざら悪くは無いよね〜〜( ´ ▽ ` )ノ


by genshu-juku | 2017-03-19 14:07 | 武道 | Comments(0)

俺にとって武道とは

昨夜CGをやりながら「毎日毎日なんでこんなに時間が足りないんだろう?睡眠時間 5時間に減らしてるのにCGが30分しかできねえよっ!」ってごっしゃげていると(← 新発田弁で "かんしゃくを起こす" の意)カミさんが「あんたは身体の事に時間かけすぎてるんだよ」って教えてくれた。

ん?そう言えば、風呂上がりは30分かけて膝と足首のアイシング(仕事で歩くからね)、寝る前にはストレッチと呼吸法、あと気功に似た中国武術特有のタントウという鍛錬を合わせて小一時間程やり、朝は30分早起きしてタントウと太極拳を練るという生活・・・なんと一日のうちに2時間も鍛錬と調整に充てていたとは?! あまりにも常態化してたから気付かなかったよ!そりや時間も足りなくなるわなぁ~(笑)

(筋トレや素振りは別メニュー。好きな時に好きなものをやる)

身体が強靭ではないので、これくらいの手入れをしとかないと生活して行けないのよね~。あとは "いつ何時でも動ける身体" を維持しておくためにもねっ♡ 要するに、身体が趣味ってことなんだね~~(≧∀≦)


詰まる所、自分の目指す武道の意味とは、普通の人なら心身が固まってしまう程の非常事態に際し、思い通りに心と身体を操れるか否かなのだと思う。

またそれは、殴る蹴る等の生身の闘争だけを意味しない。だって、世の中には、事件、事故、災害等あらゆる非常事態が存在するのだから。

すなわち、俺が心血を注いできた殺陣も太極拳もカラオケも(?!)、全てはこのためにあったと言っても過言ではないのだ!

長い迷路を抜けて ようやく目の前が開けた気がするよ (´∀`)
by genshu-juku | 2017-02-10 20:53 | 武道 | Comments(0)

可笑しな初夢の話

今年見た初夢の話・・・

いつの時代かは分からないけれど
俺は大きな剣術道場の内弟子で

そこの次男か三男の
付き人みたいな事をしてて

だからその次男か三男の稽古相手は
いつも俺が務めているんだけれど

その彼の強さが短期間のうちに
兄弟の中では群を抜くようになってきて

これは一体どうしたことかと
周りの者たちが首をひねっていたところ

そこの師範
つまり俺の師匠にあたる人が解くところによると

稽古相手の
つまり俺の剣技があまりに我流(自己流)なため

その奇抜な技が

次男(か三男)の
反応力を高めているのだという・・・

その言葉をありがたく拝聴しながら

俺は頭の中で

「成る程、我流もたまには役に立つものだな」

なんてボンヤリ考えているという・・・


可笑しな初夢のお話でした ( ´ ▽ ` )ノ





by genshu-juku | 2017-01-02 17:48 | 武道 | Comments(0)

昭和の遺物たち

CGのスタジオを辞め

昔取った杵柄で設備管理業界に舞い戻ってもうすぐ四年


三社を渡り歩いて改めて感じるのは

社会的にダメ人間でしょ / 笑)


未だに ”昭和の遺物” とも言える

古臭い考え方が蔓延しているなあ ということ。


"仕事第一" といえば聞こえはいいけれど


安全軽視は当たり前

若い人材の教育システムや理念なんてものは皆無に等しく


ただあるのは根性論と

今までやってきたことへの執着ともいえる強いこだわり。


部下や下請けの職人さんをアゴで使うなんてのは当たり前


少しでも意にそぐわないようなことがあれば


ギロリと睨みを効かせ

場合によっては恫喝も辞さない・・・


一番困ったことには


そういう輩に限って

"自分は偉い" と本気で信じているということ。


口を開けば自慢話で

「この会社は俺が回しているんだ!」


なんて、教養のある人達が聞いたら

吹き出してしまいそうなことを真顔で・・・


しかも、大勢の前で堂々と言えたりもする。


ま、ある意味おつむが幸せな人種ではあるのだけれど

いつも周りにいる人達はたまったものじゃない。


無理なスケジュールに追い立てられ

身体を壊す人も出るだろうし


ずさんな安全管理で大怪我する人まで出てくる。

ヘルメットなんかしてたら仕事になんねえんだよ!)


こんな迷惑な人間達が

未だに社会の一線で幅を利かせているのは


実に寒々しい話ではあるけれど


一方で、社会全体の考え方というか

今に生きる人達の ”価値観=意識” というものは


確実に変化してきていて


彼らが活躍できた

"夢の時代" にも徐々に終焉が近づいていると・・


そう感じるんだ。


具体的な例を挙げるならば


根性のない(と自分が感じる)若い奴を

指導と称していじめ倒し、ついには会社を辞めさせて


あ~スッキリしたと喜んだのもつかの間


その彼が労働基準局に駆け込んで申し立てを行った結果

会社に社会的なペナルティーが課せられた、とか


また

家の中では殿様の様に振る舞い


気に入らないことがあれば


誰が食わしてやってるんだ!!

と一喝しさえすれば簡単にことが済んだ暴君も


無事定年まで勤め上げ


さてさて、これからは家でのんびり暮らすかと

上機嫌で自宅のドアを開けるなら


ケーキとご馳走を用意して待ってるはずの

若い頃から比べれば随分とくたびれた様子の我が妻が


テーブルの上に離婚届を広げ

ハンコを押してくださいと詰め寄って来る・・・


所謂、熟年離婚ってやつ。


こんな時、くだんの ”昭和の遺物達”

異口同音にこう叫ぶのだろう・・・


なんで俺だけがこんな目に?

こんなに頑張って来たのに!!!!


それに対する答えはびっくりするほど

いや、悲しいほどに単純だ。


それは


『仕事の実績と人間性にはなんの関係もない』


ということ。


例えなんかそこいらにいくらでもあるだろう。


ちょっと上手い飯を作れるからって

客を客とも思わない態度を平気で取る料理人。


そうそう

伝統技能の世界なんかにゃ掃いて捨てるほどいるよね(笑)


特に武道・武術の世界なんかは最たるもので


ちょっと珍しい技を使えるからって

自分を神か何かだと勘違いしてる馬鹿指導者の巣窟でもあって


そんな技なんて

世間に出ればただの ”特技” に過ぎないってのに


一般の、運動をしてない人達を鼻で笑い

若い女の弟子のお尻を指導と称して撫でくりまわす(笑)


もはや "い" である。


もちろん


仕事で素晴らしい業績を上げながら・・・


技術的に一流のものを持ちながら

人格的にも立派な人達がいる。


確かに存在する。


でもそれは、その人達が意識をし続け

努力を惜しまずに "人格も" 磨いて来たからに他ならないのだ!



先にも述べたけれど

現代に生きる人達の意識は確実に進化して来ている。


しかもその速度はここ数年

ギアチェンジをしたかのごとくに増している。


今!今!!


今それに気付いて自己変革を始めないと

"昭和の遺物" 達を待ってる未来は惨憺たるものとなるだろう。


"長年連れ添った妻からの離婚届" よろしく


想像もできない程のしっぺ返しを受けて

心臓麻痺さえ起こす者も出てくるだろう・・・


悪い例え)


そうならないためにも


どうかこの

夢想家の与太話に耳を傾けていただきたいと願う。


切に願う!!


時代を牽引して来たあなた方に

そんな辛い思いをして欲しくはないのだから・・・



by genshu-juku | 2016-12-28 16:58 | 武道 | Comments(0)

ゴリラじゃねえんだから・・・

「ゴリラじゃねえんだから頭使えよ」

これは、俺が大手の食品会社・・・

名前を言えば誰もが知ってる
即席カップ麺工場の技術課に勤めていた時分

俺が、今でも心の師と仰ぐ

当時 22〜23 歳だったと思うけれど
(俺はその頃 48〜49)

工業高校出で、機械修理も
ステンレスやその他金属加工においても

抜群のセンスと技術力を誇るある若者が

作業が思ったように進まず
癇癪を起こしている後輩に向けてぶつけた言葉だ。

俺はその言葉に心を打たれ

(彼が作業に入る前に必ず
 頭の中でプランを練るのを知っていたから)

会社を辞めたその後もずっと

仕事で難しい作業に直面した時や
困難にぶつかった時なんかはいつだって

(↑趣味の CG の時だってそう)

「ゴリラじゃねえんだから頭使えよ
         考えろ、考えろ・・・」

と自分に言い聞かせ続けてきた。

お陰さまで
途中で投げ出した作業や困難は一つも無かったし

しかも、それら全部が
自分でも納得のいく高いレベルだったと自負している。

まあ、
人によっては当たり前のような言葉ではあるけれど

周りを見回してみると
案外それが出来ていない人が多いような気がする。

汗と努力の結晶と言えば聞こえは良いけれど

論理的に考えれば明らかに無駄な努力を

汗かきべそかき延々と続ける・・・
続けられるタイプの人達がそれだ。

もちろん、上達の過程において

"素振り千本" 的な
一見無駄とも思える努力は絶対に必要だ。

ただし

自分が取り組む
作業なり運動なりの構造というものを

朧げながらも感じ取ろうと神経を研ぎ澄まし
そのコツはいかなるものかと考え続ける・・・

という条件付きでだ。

そうやって頭を使い続けながら
量的鍛錬を重ねていった暁には

その "量" が "質" へと転化し
ある時、突如として突破口が開かれるものなのだ。

そうして質が変化してくれば

同じことをしているように見えても
内実は全く別の次元を共なっていて

勢い作業は効率的となり
すなわちスピードも上がってきて

尚且つ仕上がり(運動においては技)
が美しくなるものなのだ。

そう、一言で言えば "手際" が良くなるのだ。

手際が良くなるとリズムも良くなってくる。

リズムが良くなるとなんだか楽しくなってきて
鼻歌まで歌い出したくなる。

こうなってくると

もっと手際が良くならないものかと
もっともっと頭を使うようになる。

するともっともっともっと手際が良くなってきて
もっともっともっと楽しくなってくる・・・(笑)

これが "上達の好循環" というものだ。


ところが、これが手際の悪い人間
にかかるとこうはいかなくなってくる。

何しろ効率が悪いから時間が掛かる

時間が掛かった分
仕上がりが美しいかというと別にそうでもなく

その作業で時間を取られた分
他の作業に回す時間を削られたお陰で

「忙しい、忙しい」が口癖となって
周りに愚痴をだだ漏れさせる。

それだけなら未だしも

そういうタイプの人間は大抵
その不合理なやり方を周りにも強要しようとするから

周りが うっかりそれに従ってしまうと

そのうちそれが定着してしまい

「もっと合理的な方法があるかもしれない」
なんてことすら考えるのも面倒くさくなってくる・・・

これこそ "上達の悪循環" というやつだ。


そもそも効率の良い人間はグダグダ言わない。
あ〜だこ〜だ言わない(笑)

しかも "適当にやってんじゃね?"
くらいの涼しい顔で黙々と作業をこなす。

その上、仕事が速く、仕上がりも美しい。

なんでかっていうと頭をフル回転させているから・・・
全神経をその作業・運動に集中させているからだ。

カップ麺工場のおばちゃん達なんか

"かやく" の小袋を目にも止まらぬ速さで
ラインを流れてくるカップに次から次へと放り込む。

俺も何度か手伝ったけれど
30年も武道やってきたのに全く歯が立たなかったよ。

しかもおばちゃん達
平気で何時間だって続けられるし・・・

達人だよ、達人(笑)

初めに紹介した "心の師匠" なんか最たるもので

まるで F1 のピットにでもいるのかと錯覚するほど

もの凄いスピードと正確さで
インパクトドライバーを操っていたものだ。

しかも鼻歌でも歌っているかのような
涼しげな顔で・・・


これからの時代

汗かきべそかきだけの根性論じゃ
もう通用しやしない。

そこに "頭を使うこと" を加えてかなくっちゃ
置いてけぼりを食らうだけなんだよ。

もちろん

個々人の手先の器用さとか
運動神経の有る無しってえのはあるけれど

越えるべきは昨日の自分であって
他人ではないわけで

そうあるためにこそ

それぞれがそれぞれのレベルにおいて
工夫研鑽を重ねなくてはならないんだと思う。

頭を使うことに "これで終わり"
なんてことは無いんだもの ♡

さ、みんなも明日からは

どんなつまらないと思える作業にも
どんどん頭を使っていきましょ〜〜!!

上達の楽しみを味わって
人間らしく生きていくためにも・・・

ゴリラにならないためにも、ね ( ´ ▽ ` )ノ

(ゴリラに失礼かな?)


by genshu-juku | 2016-12-03 22:08 | 武道 | Comments(0)

昭和のマンガ恐るべし!

俺のカミさんは
中高生時代はブラスバンド一筋で

運動といったら

バブル期に
テニスをちょこっと齧ったくらいの

極々平凡な経験しか持ってない人だけれど

俺がする極意的な話には
恐ろしい程の理解度を示す事がままある。

例えば

「刀はね、それ自身が行きたい方向と軌道があって
 人はそれに任せるだけなんだよ・・・」

なんて胡散臭そうな話にですら

「知ってる、それ "無我の境地" って言うんでしょ?
 エースをねらえ!でそんな事言ってた」

とか

「武道ではね、素早く動くために
 一瞬膝の力を抜いて体重を消すんだよ」

とか、一般の人達にとっては
既に意味不明であろう話題にだって

「それは SWAN(バレエ漫画)のリフトのくだりで
 似たような事言ってたよ!」

と、即座に応えを返してくる。

恐るべしは
昭和の漫画の奥の深さよ・・・

嗚呼、当時の俺が
エースをねらえ!と SWAN を読んで入れば

今頃はもっと高い境地に居れたものを

夢中で読んでいたのは
すすめ!!パイレーツ だったもんなあ〜 ( ´ ▽ ` )

by genshu-juku | 2016-11-05 23:38 | 武道 | Comments(0)

五合目くらいかな?

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先日、イギリスの演劇仲間達と1年ぶりに再会した折りに

自分が作成した "背骨の伸張" の動画の意見を聞きたく

「これはね
 太極拳の極意を可視化したものなんだけど・・・」

なんて、多少もったいぶって見せたところ

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イギリスの大学で発声の講師もしてる仲間の一人から

「なんだ、発声の基本じゃん、これ」

って、あっけない応えが返ってきた(笑)

しかも、次の動画を見せる前から

「この(背骨の)状態を作るためには
 骨盤が開かなきゃいけないんだよね〜」

・・・なんて、あっさり言われてしまったし ^_^;

f0074992_15544319.gif

他の友人からは

「ヨガの基本でもあるよね」

なんて教えてもらって・・・

アハハ、さすが魂の兄弟達!!

自分一人で孤独な旅をしてきたつもりが
みんな同じ境地に達していたなんて・・・

何よりも嬉しいのは
自分が正しい道を歩んで来れたってこと。

こういう境地があるってことだけを頼りに

地図も何も持たず
ひたすら自分の身体とだけ対話し続けてきた・・・

その間は本当に孤独で
何度も不安に押しつぶされそうになったけれど

霧が晴れてみれば
周りに一杯 仲間がいてくれたってこと。

今後は、ひたすら
この背骨を磨き続けていければそれでいいと思う。

でも、やっぱり

「こういう素敵な身体の状態がありますよ」

って事は伝えていきたいし・・・

そのためには何らかの
"目に見える形" で体現してかなきゃいけないんだろうな。

いくら口で

「身体の中ではこうなってますよ」

なんて繰り返しても

誰も耳を傾けてはくれないだろうからさ。
( CT かレントゲンで直接見てくれ!/ 笑 )

故・大山倍達の言葉通り

『証明なくんば信用されず』

ってえのは本当のことだろうから・・・


ま、何も焦る必要はないんで

だって自分の身体に関する目標は
概略、達成できてるんだし

だから のんびり行きましょう

周りの景色を楽しみながら、ね ( ´ ▽ ` )ノ

by genshu-juku | 2016-08-10 16:40 | 武道 | Comments(0)