殺陣師の佐藤雅樹が殺陣と武道修行から得た "気付き" を易しく解説します


by Masaki Sato

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ふ〜む、今日のNHKスペシャルは興味深かったなぁ。

最近の医療の現場では、新たな治療方法として『骨髄』の働きが注目されているらしいんだ。一般的に骨髄は血液を作る場所として知られているけれど、実は骨髄の中には幹細胞とかなんとかいうのがあって、それが身体の中の壊れた細胞を再生させてくれる力を持ってるっていうんだ。

番組の中では、(臨床実験として)脳梗塞で左半身が麻痺した男性にご自身の骨髄を投与していたけど、驚くべき事に、投与後 一晩寝ただけで今まで動かせなかった左手が(僅かながらだが)動かせるようになっていたんだ。

二ヶ月後には左半身の運動機能が見違えるように回復していたし。

これに対して俺は、「やっぱ、そうだよね」って思いで見ていた。
何故って、太極拳や気功の目的は『骨髄を養う』ことにあるからだ。

昔っから、太極拳や気功を修行して難病を克服した人は一杯いるけど、それもこれも、練功(れんこう/トレーニング)によって『骨髄が豊かになった』からに他ならないんだよな。

『身体には希望がある』っていったのは運動科学者の高岡英夫だけど、俺もホントにそう思う。

身体と関わり、身体を見つめる人生を送ってきて間違いじゃなかった。
これからは、先ず自分が強健になり、そんで周りのみんなも元気にしてあげたいな。


今日のBGM「ウリクペン救助隊」
by genshu-juku | 2007-11-05 23:48 | 武道 | Comments(0)