殺陣師の佐藤雅樹が殺陣と武道修行から得た "気付き" を易しく解説します


by Masaki Sato

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腹六分

今日は早めに風呂に入ってノンビリしてる。

先週末から今週頭にかけての殺陣指導の疲れと、本日のパソコン仕事のお陰で頭の中は真っ白だ(笑)。

流石に、ブログのネタがな〜〜んも浮かんでこん!

今なんとなく頭に浮かんでいる言葉は、「腹六分」ってこと。これは「オーラの泉」の中で美輪明宏さんがおっしゃっていた言葉。

確か人間関係に対するアドバイスだったと記憶しているけど、要するに、他人に対する感情(喜びも怒りも)を「腹六分」に押さえておけば、自分自身も必要以上にそれらに振り回されることなく、周りとの関係を良好に保つことができるというんだ。

この言葉を聞いたときから、俺の肩はすっかり軽くなった気がしてるんだ。

なんというか、俺の性格は一言でいうと「お節介」(笑)。なまじ経験を積んでいるから、身近に接する若者達の悪い癖・足りない部分が一目で分かってしまう。そんで、10 悪いところがあったら、10 指摘してあげないと気が済まなくなるんだ。

まあ、これが俺にとっての「誠実」ということなんだけど、これがなかなか上手く伝わらない。俺の周りにいる連中は皆真面目な奴らばっかりだから、言われた者達は真剣にそれを受け入れようとするんだけど、そう簡単に事が運ぶはずもなく、もたもたしているうちに俺の癇癪が爆発するという仕組み(笑)。

だから、俺はいつもイライラした状態でいることになるんだけど、「腹六分」を心がけるようになってからはそのイライラがすっかり霧散してしまい、心には平穏が訪れるようになったんだ。

相手の悪いところが 10 見えたとしても、その内の 6 指摘してあげればいい。そうしてあげれば相手もなんとか付いて来られるし、お互い良い関係を保つことができる。

人間関係も万事そう。喜びも、愛情も、怒りも、焦りも、「腹六分」で納めていれば万事上手く行く。でも、それとは引き替えに、なんとも言えない「寂寥感」を感じるようになったのも事実だけど・・。

未だ迷い多き俗人の俺だ、それはそれで仕方がないことなのだろう。
だけど、間違った方向に歩いているとも思わない。

だって、人は一人で生まれて一人で死んでいくんだ。
寂しいのは当たり前じゃんね

So, people will close and help together.


今日のBGM「WILD WING」
by genshu-juku | 2007-06-13 23:03 | その他 | Comments(0)