殺陣師の佐藤雅樹が殺陣と武道修行から得た "気付き" を易しく解説します


by Masaki Sato

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防衛省昇格

昨日、防衛庁が防衛省に昇格したよね。

良いことだと俺は思うんだ。

省に昇格したって最高権限は内閣総理大臣のままだし、結局、昇格して胸を張りたかっただけなんじゃないの?なんて揶揄する人もいるけれど、いいじゃん!! それで(笑)。自衛隊の隊員達は、国を背負って危険な地域に飛んでくれてるんだもん、胸を張って行ってもらえないようじゃ困るだろ?

それに武器使用もね、ある程度は認めないと。「命懸けで働け、でも武器は持つな」じゃ、あんまりだ!! それこそ、戦前の精神主義の悪い所と同じになっちゃう(だったら海外派遣なんてしなくていいって言われてもねえ・・)。

武道家の俺は、「非武装中立」って言葉は信じていない。

俺が暴力が嫌いな平和主義者だってことは、昔からの読者ならみんな知ってることなんで、早とちりしないでね。千年二千年後の未来、人類の意識が遙かに進歩したとしたらそれも夢ではないだろうと思うけど、少なくともあと百年二百年の間は、どうしても最低限の自衛力(結局は武力)は必要だと思うんだ。

かといって、攻撃される前の「先制攻撃論」や日本の「核武装論」には、理屈は分かるけどもうちょっと慎重にやってもらいたいな、とも思っている。

昔日の武道家達の境地に「兵法は平法」というものがあるんだ。

ある境地に達した武道家は自分と相手(敵)が一体になって感じられるというんだ。そうなった時、合わせ技(カウンター)は百発百中の精度にまで高められるという。こうなってしまうと、相手は迂闊に、っていうか絶対に踏み込めなくなってしまうんだ。だって、こちらが先に仕掛けた途端、合わせ技が返ってくるのは目に見えているんだからね。中には鈍い奴がいて(笑)、ごり押しで踏み込んだところを手痛いしっぺ返しを喰らったりもしただろう。これは、まあ、鈍いそいつが悪いんだけど(笑)。

この境地に立てたとき、初めて「争わずに矛を収める」ことができる。

なんか現代の「核抑止力」に似ているようだけど、ちょっと違う気がするな。だって、核が一度火を噴いたなら、地球そのものが使い物にならなくなってしまう=「破滅」だもんねえ。高い境地に達した武道家は、決して相手に致命傷を与えることはしないし、ましてや自分が傷つくこともあり得ない(これが至難の業なんだけどさ)。

これを現代の軍事力に当てはめたらどうゆう事になるんだろう?

ん〜〜、俺は軍事には素人だから好き勝手いっちゃうけど(笑)、例えば迎撃ミサイルの精度を100パーセントまで高めたらどうなんだろう?もう、領空に入ってくる敵方のミサイルは百発百中で撃ち落とせます!! って状態。もちろん、現在は不可能だろうけれど、自国で核を開発する力があるなら、先ずこっちの方からチャレンジしても良いと思うんだけどな(笑)。

なんにせよ、平和が一番!! そのために今の俺が出来ることは・・?

That's a big problem.


今日のBGM「希望よそれは(円卓の騎士物語 燃えろアーサー)」
by genshu-juku | 2007-01-10 23:28 | 武道 | Comments(0)