殺陣師の佐藤雅樹が殺陣と武道修行から得た "気付き" を易しく解説します


by Masaki Sato

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影響を受けた書籍

<身体論>













<スピリチュアル>





<自己啓発>



強さって、

なんだべか?

老子に曰く「柔弱は剛強に勝つ(三十六章)」と。

この理念を具現化したものが太極拳だ。しなやかで柔らかい動きによって、強くて硬い動きを封じてやろうという考えに基づいている。でもまあ、「言うは易し、行うは小野ヤスシ」というように、生半可な技では剛力に吹き飛ばされてしまうのがオチだ。

それでも、名人・達人の技はそれを実証しているのだから、これは信じるに値する考え方には違いあるまい。

また、「その雄を知りて、その雌を守れば、天下の谿(たに)となる(二十八章)」ともいう。「雄(男性)の性質を有した上で、雌(女性)の本質を得たのならば、万物の源泉たり得る」というのだ。ここには多分に秘術的なエッセンスが含まれていると思うのだが、額面通り受け取っても非常に含蓄のある言葉には違いない。

外に向かう男性的な性質だけではなく、命を生み育む(守る)女性的な性質も併せ持つ必要があるということだ。

「守る」なんて書くと、現代女性達はカチンとくるのかなあ(笑)? 「私達は、そんな明治・大正時代の古い女じゃありません!!」なんてね。まあ、「両方併せ持つのが良い」っていってんだから、そこんとこは勘弁してもらいたいな(笑)。

例えば、自然を開拓する男性的な力は時として環境破壊を生むわけだし、そこにはどうしても環境を保護する女性的な考えが必要になってくる。また、柔弱を旨とする太極拳も、その完成した威力は「綿の中に爆薬を仕込んだ」と形容される通りに限りなく剛に近いものだ(俺は未だ全然だけど/笑)。さらに、自然の力に目をやれば一目瞭然だ。頬を撫でる優しいそよ風も、時には荒れ狂って人や建物を破壊する。

要するに「柔剛併せ持つ」ことが本当の強さなのだ。

人はそれぞれに偏りを持つ。柔に偏った人、剛に偏った人。各自が己の傾向を把握し、中道を求めて努力するならば、個々の人生は限りなく豊かなものになるだろう。

Taoism is my principle.


今日のBGM「ラ・セーヌの星」
by genshu-juku | 2006-11-08 23:01 | Comments(0)