殺陣師の佐藤雅樹が殺陣と武道修行から得た "気付き" を易しく解説します
by Masaki Sato
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ようやくコツが掴めてきた_2
『人生の良い流れに乗っていくコツ』・・・前回の補足です。
面白くもない現実を引き寄せているのは自分自身の発する負の感情であり、そういった現実が訪れた瞬間、それを見て湧き上がるイライラだとか怒りだとかをその場で切って捨てるべしと説いた(こんがらがるかもしれないけど、その、今感じている "イライラや怒りの電波" が元々胸の中にあって、それが目の前の現実を映し出しているから)
但し、ここで注意していただきたいのは、「自分はこんな感情なんか持ってないよ」とばかりに、見なかったことにして心に蓋をすることでもなく、「またやっちまった!自分はなんて未熟で駄目な奴なんだろう」と自分を責めることでも決してない。
見なかったことにして心に蓋をしてしまえば、それらの負の感情が潜在意識にドンドン溜まっていき、ある時、許容量の限界を超えた時に、ドッカ~ンとビッグなプレゼント、もとい、不幸な現実として姿を現すことになるし(その前に病気になっちゃうかもしれない)、「自分は駄目な奴だ」と反省することは、特に俺らの世代からすると一見美徳のようにも感じられるかもしれないけれど、そもそもこれ自体が "無価値観" という一番厄介な負の感情であるわけで、これを使い続けている限り、無限に、エンドレスで「なんて自分は駄目なんだ」と思い知らされる現実が起こり続けることになるのだ。
ならばどう対処すれば良いのかというと、そのマイナスな感情を認めて受け入れてあげることに尽きる。
面白くない現実を目の当たりにしながら、そうして胸に溢れるイライラや怒りを感じながら、「ああ、自分はこんなにもイライラを溜め込んでいたのか」とか「内心はこんなにも怒っていたのか」ということを認めてあげようというわけだ。
そうして、出来得るならば、それら負の感情に対して「ありがとう」と感謝の意を示し、「でも、もうこの感情は使わないよ」とさよならして欲しいのだ。
何故、ネガティブな感情に感謝しなくてはいけないのかというと、それらによって今のあなたが形作られているから。
「若い時分、他人よりも随分チャンスに恵まれていたはずなのに、一向にそれらを活かすことが出来ず、パッとしない人生を歩んでしまったなあ」、「それもこれも、俺の高過ぎる自尊心と怒りっぽい性格が原因だったんだよなあ」と過去を悔やむ時(←筆者のことね)、しかし、その失敗があったればこそ、今では同僚の人達と和気あいあいと仕事を進めることが出来るし、何でもない日常の風景にたまらない愛おしさを感じられるようにもなったわけで、つまり、月並みなようだけれど、高過ぎる自尊心も怒りっぽい性格も今の幸せに辿り着くために必要なものだったというわけだ。
というわけで、認めて、感謝して、手放してあげることが、心の奥底の負の感情を無くす効果的な手段ということになるわけだけれど(※)言っておくけど、これは一回で済むものではないからね(笑)
だって、これまでの人生で抱いた負の感情なんて数え切れないくらいあるわけでしょ?まあ、個人の性格にもよるけど、俺みたいに癇癪持ちな人間だったら、子供の頃から積み重ねたそれは、潜在意識の世界ではとてつもない領域を占めていたはずで(泣)だから、百回や二百回じゃとても捨て切れるはずもなく、こうして十年もかかってようやく何とかなりかけている始末。
ただ、信じて欲しいのは、やり続けていれば必ず軽くなってくるから。心も、現実も。
手の付けられない癇癪持ちだった俺が、こうして穏やかな心持ちを得て、特に何があったわけでもないのに「ああ、幸せだなあ」などと安堵のため息をついている。これは自分史的には "生まれ変わった" といってもいいくらいの変化なわけで、ある意味奇跡といっても良いくらいだ。
もちろん、「厳しい現実に歯を食いしばりながらも立ち向かっていく」、それが生きる意味だという信念をお持ちの方も大勢おられることとは思う。そういう方達には、今回ご紹介した方法は決して試されないように。何故なら幸せになってしまうから(笑)
「もうそういうのはお腹いっぱい、愛する人達に囲まれて笑顔で暮らしたい」とお望みの方達にだけお試しいただければと思う。
どっちの価値観を選ぼうと、それは全く持って個人の自由であって、何人(なんぴと)たりとも侵すことの出来ない宇宙の権利なのですから。
・・・終わり
(※)並木良和さんが提唱する "イメージを使う方法" も抜群の効果があるのでお試しあれ(関連記事「執着を手放す話_2」)
by genshu-juku
| 2022-10-10 09:33
| スピリチュアル
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