殺陣師の佐藤雅樹が殺陣と武道修行から得た "気付き" を易しく解説します
by Masaki Sato
カテゴリ
垂直に伸びる背骨(連載)気と意識のトレーニング(連載)
伸筋抜骨への道(連載)
オンラインレッスン
仙骨・背骨・健脳
氣の話
スピリチュアル
武道
殺陣
CG 修行
信州・諏訪湖
趣味のこと
インコ道
新発田弁
その他
最新のコメント
A.Kさん はじめまし.. |
by genshu-juku at 20:14 |
はじめまして。Y.Kさん.. |
by A.K at 20:25 |
素晴らしい体験談をありが.. |
by genshu-juku at 15:49 |
更新ありがとうございます.. |
by YK at 14:28 |
既に脱力を実践されておら.. |
by genshu-juku at 16:20 |
以前の記事
2024年 03月2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
2023年 05月
more...
ブログジャンル
昭和の遺物たち
CGのスタジオを辞め
昔取った杵柄で設備管理業界に舞い戻ってもうすぐ四年
三社を渡り歩いて改めて感じるのは
(↑ 社会的にダメ人間でしょ / 笑)
未だに ”昭和の遺物” とも言える
古臭い考え方が蔓延しているなあ ということ。
"仕事第一" といえば聞こえはいいけれど
安全軽視は当たり前
若い人材の教育システムや理念なんてものは皆無に等しく
ただあるのは根性論と
今までやってきたことへの執着ともいえる強いこだわり。
部下や下請けの職人さんをアゴで使うなんてのは当たり前
少しでも意にそぐわないようなことがあれば
ギロリと睨みを効かせ
場合によっては恫喝も辞さない・・・
一番困ったことには
そういう輩に限って
"自分は偉い" と本気で信じているということ。
口を開けば自慢話で
「この会社は俺が回しているんだ!」
なんて、教養のある人達が聞いたら
吹き出してしまいそうなことを真顔で・・・
しかも、大勢の前で堂々と言えたりもする。
ま、ある意味おつむが幸せな人種ではあるのだけれど
いつも周りにいる人達はたまったものじゃない。
無理なスケジュールに追い立てられ
身体を壊す人も出るだろうし
ずさんな安全管理で大怪我する人まで出てくる。
(↑ ヘルメットなんかしてたら仕事になんねえんだよ!)
こんな迷惑な人間達が
未だに社会の一線で幅を利かせているのは
実に寒々しい話ではあるけれど
一方で、社会全体の考え方というか
今に生きる人達の ”価値観=意識” というものは
確実に変化してきていて
彼らが活躍できた
"夢の時代" にも徐々に終焉が近づいていると・・
そう感じるんだ。
具体的な例を挙げるならば
根性のない(と自分が感じる)若い奴を
指導と称していじめ倒し、ついには会社を辞めさせて
あ~スッキリしたと喜んだのもつかの間
その彼が労働基準局に駆け込んで申し立てを行った結果
会社に社会的なペナルティーが課せられた、とか
また
家の中では殿様の様に振る舞い
気に入らないことがあれば
誰が食わしてやってるんだ!!
と一喝しさえすれば簡単にことが済んだ暴君も
無事定年まで勤め上げ
さてさて、これからは家でのんびり暮らすかと
上機嫌で自宅のドアを開けるなら
ケーキとご馳走を用意して待ってるはずの
若い頃から比べれば随分とくたびれた様子の我が妻が
テーブルの上に離婚届を広げ
ハンコを押してくださいと詰め寄って来る・・・
所謂、熟年離婚ってやつ。
こんな時、くだんの ”昭和の遺物達” は
異口同音にこう叫ぶのだろう・・・
なんで俺だけがこんな目に?
こんなに頑張って来たのに!!!!
それに対する答えはびっくりするほど
いや、悲しいほどに単純だ。
それは
『仕事の実績と人間性にはなんの関係もない』
ということ。
例えなんかそこいらにいくらでもあるだろう。
ちょっと上手い飯を作れるからって
客を客とも思わない態度を平気で取る料理人。
そうそう
伝統技能の世界なんかにゃ掃いて捨てるほどいるよね(笑)
特に武道・武術の世界なんかは最たるもので
ちょっと珍しい技を使えるからって
自分を神か何かだと勘違いしてる馬鹿指導者の巣窟でもあって
そんな技なんて
世間に出ればただの ”特技” に過ぎないってのに
一般の、運動をしてない人達を鼻で笑い
若い女の弟子のお尻を指導と称して撫でくりまわす(笑)
もはや "気○い" である。
もちろん
仕事で素晴らしい業績を上げながら・・・
技術的に一流のものを持ちながら
人格的にも立派な人達がいる。
確かに存在する。
でもそれは、その人達が意識をし続け
努力を惜しまずに "人格も" 磨いて来たからに他ならないのだ!
先にも述べたけれど
現代に生きる人達の意識は確実に進化して来ている。
しかもその速度はここ数年
ギアチェンジをしたかのごとくに増している。
今!今!!
今それに気付いて自己変革を始めないと
"昭和の遺物" 達を待ってる未来は惨憺たるものとなるだろう。
"長年連れ添った妻からの離婚届" よろしく
想像もできない程のしっぺ返しを受けて
心臓麻痺さえ起こす者も出てくるだろう・・・
(↑ 悪い例え)
そうならないためにも
どうかこの
夢想家の与太話に耳を傾けていただきたいと願う。
切に願う!!
時代を牽引して来たあなた方に
そんな辛い思いをして欲しくはないのだから・・・