殺陣師の佐藤雅樹が殺陣と武道修行から得た "気付き" を易しく解説します


by Masaki Sato

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昭和の遺物たち

CGのスタジオを辞め

昔取った杵柄で設備管理業界に舞い戻ってもうすぐ四年


三社を渡り歩いて改めて感じるのは

社会的にダメ人間でしょ / 笑)


未だに ”昭和の遺物” とも言える

古臭い考え方が蔓延しているなあ ということ。


"仕事第一" といえば聞こえはいいけれど


安全軽視は当たり前

若い人材の教育システムや理念なんてものは皆無に等しく


ただあるのは根性論と

今までやってきたことへの執着ともいえる強いこだわり。


部下や下請けの職人さんをアゴで使うなんてのは当たり前


少しでも意にそぐわないようなことがあれば


ギロリと睨みを効かせ

場合によっては恫喝も辞さない・・・


一番困ったことには


そういう輩に限って

"自分は偉い" と本気で信じているということ。


口を開けば自慢話で

「この会社は俺が回しているんだ!」


なんて、教養のある人達が聞いたら

吹き出してしまいそうなことを真顔で・・・


しかも、大勢の前で堂々と言えたりもする。


ま、ある意味おつむが幸せな人種ではあるのだけれど

いつも周りにいる人達はたまったものじゃない。


無理なスケジュールに追い立てられ

身体を壊す人も出るだろうし


ずさんな安全管理で大怪我する人まで出てくる。

ヘルメットなんかしてたら仕事になんねえんだよ!)


こんな迷惑な人間達が

未だに社会の一線で幅を利かせているのは


実に寒々しい話ではあるけれど


一方で、社会全体の考え方というか

今に生きる人達の ”価値観=意識” というものは


確実に変化してきていて


彼らが活躍できた

"夢の時代" にも徐々に終焉が近づいていると・・


そう感じるんだ。


具体的な例を挙げるならば


根性のない(と自分が感じる)若い奴を

指導と称していじめ倒し、ついには会社を辞めさせて


あ~スッキリしたと喜んだのもつかの間


その彼が労働基準局に駆け込んで申し立てを行った結果

会社に社会的なペナルティーが課せられた、とか


また

家の中では殿様の様に振る舞い


気に入らないことがあれば


誰が食わしてやってるんだ!!

と一喝しさえすれば簡単にことが済んだ暴君も


無事定年まで勤め上げ


さてさて、これからは家でのんびり暮らすかと

上機嫌で自宅のドアを開けるなら


ケーキとご馳走を用意して待ってるはずの

若い頃から比べれば随分とくたびれた様子の我が妻が


テーブルの上に離婚届を広げ

ハンコを押してくださいと詰め寄って来る・・・


所謂、熟年離婚ってやつ。


こんな時、くだんの ”昭和の遺物達”

異口同音にこう叫ぶのだろう・・・


なんで俺だけがこんな目に?

こんなに頑張って来たのに!!!!


それに対する答えはびっくりするほど

いや、悲しいほどに単純だ。


それは


『仕事の実績と人間性にはなんの関係もない』


ということ。


例えなんかそこいらにいくらでもあるだろう。


ちょっと上手い飯を作れるからって

客を客とも思わない態度を平気で取る料理人。


そうそう

伝統技能の世界なんかにゃ掃いて捨てるほどいるよね(笑)


特に武道・武術の世界なんかは最たるもので


ちょっと珍しい技を使えるからって

自分を神か何かだと勘違いしてる馬鹿指導者の巣窟でもあって


そんな技なんて

世間に出ればただの ”特技” に過ぎないってのに


一般の、運動をしてない人達を鼻で笑い

若い女の弟子のお尻を指導と称して撫でくりまわす(笑)


もはや "い" である。


もちろん


仕事で素晴らしい業績を上げながら・・・


技術的に一流のものを持ちながら

人格的にも立派な人達がいる。


確かに存在する。


でもそれは、その人達が意識をし続け

努力を惜しまずに "人格も" 磨いて来たからに他ならないのだ!



先にも述べたけれど

現代に生きる人達の意識は確実に進化して来ている。


しかもその速度はここ数年

ギアチェンジをしたかのごとくに増している。


今!今!!


今それに気付いて自己変革を始めないと

"昭和の遺物" 達を待ってる未来は惨憺たるものとなるだろう。


"長年連れ添った妻からの離婚届" よろしく


想像もできない程のしっぺ返しを受けて

心臓麻痺さえ起こす者も出てくるだろう・・・


悪い例え)


そうならないためにも


どうかこの

夢想家の与太話に耳を傾けていただきたいと願う。


切に願う!!


時代を牽引して来たあなた方に

そんな辛い思いをして欲しくはないのだから・・・



by genshu-juku | 2016-12-28 16:58 | 武道 | Comments(0)