殺陣と武道修行から得た "気付き" を易しく解説します


by Masaki Sato

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影響を受けた書籍

<身体論>













<スピリチュアル>





<自己啓発>



技は創るもの

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この季節は新入会員が多くなる時期です。

そんな彼等を見ていると、(教える側として)いろいろ勉強になることばかりです。特に最近の若い人達に多いのが「聞きたがり」な人達。いや、もちろん質問することは良いことなのですが、この「聞きたがり屋さん」達ときたら、木刀の一振り一振りごとに「今のは良いですか?」と聞いてきます。ひどいのになると、振っている途中で動作を止めて「今のは良いですか?」と聞いてくる。あははは!! おっと、笑っちゃ悪いよね、本人達は必死なんだから。

なんでこんなに聞きたがるんだろうといろいろ考えてみたのですが、一つの理由として、彼等は彼等の身体の中に既に正しい答え(正しい動き)を備えていると勘違いしているのではないでしょうか。つまり、ちょっとコツを教われば直ぐに格好良い構えが出来ると思っている、だから、その正解が知りたくて「今のは〜?」と尋ねたくなるのだと思います。はっきり言ってそれは間違いです。正解(正しい動き)は僕等上級者の中だけに有って、あなた方初心者の中には存在しないのです。

英語学習を例に説明しましょう。私達日本人にも英語圏に住む人達と同じ耳の構造が存在します。しかし、英語には日本人がどうしても聞き取りにくい音の周波数帯があって、それが私達英語学習者の上達を妨げる一因にもなっているのです。そのために、私達は膨大な量のヒアリングをこなして英語耳(脳)を創る必要があるのです。別の言い方をすれば「英語の回路を創る」ということですね。

殺陣もいっしょです。同じ手足を持っているからといって、初心者の身体の中に「殺陣の回路」は存在していません。ということは、初心者がどんなに歯がみをしたって、最初から格好良い形を取ることなど不可能なのです。ですから、初心者から出される「今のは良いですか?」という質問は、永遠に場違いな質問だというが分かります。

こんな事言われても、きっと初心者の皆さんには腑に落ちないものがあるはずです。そう、「間違った稽古をしていては下手になってしまうのでは?」という疑問がきっとあると思うのです。これはもちろん正しいことです。前述の「聞きたがり屋さん」の気持ちの半分を占めているのはこういう思いなのでしょうね。それならば、事の正確さを期すために、「聞きたがり屋さん」の質問の仕方としては「この方向性でいいですか?」が正しい質問の仕方なのです(笑)。
でもね、やっぱり、木刀を振り下ろす途中で止めるのはよくないですよ(笑)。これでは練習にならないし、振り切ってもらわないと僕等もどこが悪いのかアドバイスのしようがありませんから。

やはり、上達するためには膨大な量の稽古を積むしかありません。それは取りも直さず、「殺陣の回路を創る」ということを意味するのです。
ここは古くから言われているように「習うより慣れろ」という言葉をお贈りしましょう。英語でも "Practice makes perfect ." って言いますもんね!!!


今日のBGM「仮面ライダー・BLACK RX」
by genshu-juku | 2006-04-15 21:33 | 殺陣 | Comments(0)