殺陣師の佐藤雅樹が殺陣と武道修行から得た "気付き" を易しく解説します


by Masaki Sato

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やっぱ足裏なんだよな_1

ここのところ続いている背骨の改善に伴って
上半身の動きはかなり良くなってきてはいるのだが

目下の課題は体重移動の際に脚がついてこないこと。

相手の突きや斬撃をかわすのに上半身は反応できてるのに
下半身がその場に居着いてしまっているということだ。

これは背骨の意識の進化に対して
足裏の意識の成長が追いついていないことを意味する。


足裏に意識が張り巡らされていることは
運動を行うにおいて必須の条件だ。

みんなも『つま先の意識』・『インエッジ(内側)の意識』
『アウトエッジ(外側)の意識』くらいは判るだろう。

それでは『踵(かかと)の意識』はあるか?
と聞かれたらどうだろう。

もしかしたら
あまり意識できてない人の方が多いかもしれないけれど

ベタ足で運足(うんそく)を行う古流系の武術では
移動の際の踏み込みは踵で行うものなんだ。

これは宮本武蔵も
五輪の書でちゃんと謳っていることなので

俺の作り話なんかじゃないよ(笑)

余談だけれど、武蔵のような達人の立ち姿というのは
概ね『踵寄り重心』になるのが普通。

といっても
完全に踵の上ではなくってくるぶしの真上辺りが理想だ。

その状態が全身をリラックスさせるには好都合だし
(大腿骨の真上に背骨が乗るから)

『踵踏み込み発進』にも適しているからだ。

ちなみに
立ち姿の仏像も踵寄り重心のものが圧倒的に多い。

昔の彫り師(仏像彫刻師)さん達はよく判ってらしたんだねえ。

もし今、君達が踵寄り重心で立ってみて

「うわ!気持ち悪りぃ!」とか
「これじゃ全然動けねえよ!!」という感想を持つようだと

かなりヤバいね・・・もちろん悪い意味で(笑)

『つま先寄り重心の方が力が入るし速く動ける』という
西洋スポーツの悪しき習性が染みついてしまっている証拠だ。

(バレエやパントマイムは踵寄りなんだけどね・・・)

取りあえず、その凝り固まった脳みそをほぐすために
今すぐ五輪書を読みたまいっ!

後の話はそれからだっ(笑)!!


・・・続く
by genshu-juku | 2012-05-21 23:14 | 武道 | Comments(0)