殺陣師の佐藤雅樹が殺陣と武道修行から得た "気付き" を易しく解説します


by Masaki Sato

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お化けの世界 _まとめ

周辺視野が広いことが
求められるのは武道でも同じこと。

日本剣術の口伝に

『遠山の目付』

というものがある。

敵と対峙したときに
その姿を凝視するのではなく

遠くの山を見るような
リラックスした視線を送れというわけだ。

そうすることによって周辺視野が広がり
相手を全体で捉えることが出来るのだ。

よく

相手を凝視することが
集中だと勘違いしてる人がいるが

それでは、奇襲やフェイントに
容易に引っかかってしまう。

相手の後ろの景色を見るような気持ちで
ゆったりとした視線を送る

そうすることによって

相手の細かな動きが、
もっと言えば相手の心理状態までもが

(さらに言えば
 目に見えない『何か』までもが?/ 笑)

手に取るように分かって来るものなのだ。


ちなみに、
このような包括的なものの見方は

『見る』と区別して『観る』と言われている。

現代社会における様々な問題は

近視眼的にしか『見る』ことができなくなった
我々のものの見方にも原因があるのではなかろうか?

みんなも

たまには遠くの山でも見るつもりで
(実際に見ても構わないけど/ 笑)

視線をゆったりとさせてみてはいかがだろう?

きっと

今まで見えなかったもの
感じられなかった心の動きが『観える』はずだから。


・・・終わり
by genshu-juku | 2010-05-17 23:01 | 武道 | Comments(0)