殺陣師の佐藤雅樹が殺陣と武道修行から得た "気付き" を易しく解説します


by Masaki Sato

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やっぱ、いいね!!

今日は
久しぶりにキャラメルボックスの稽古場へ。

今回の作品『容疑者Xの献身』はアクションものではないので
お呼びはかからなかったんだけど

あるシーンのために
急遽、監修という形で参加させてもらうことになったんだ。

原作を読んだり映画を観たりした人には
「あ~、あのシーンか」って分かってもらえるシーンだ(笑)。


ちょっとネタばれになっちゃうけど

俺は基本的には『バイオレンス~暴力描写』は大嫌いだ。

特にそれが
バイオレンスをやりたいがためのものだった場合には。

だけど、
今回のような暴力描写には強く惹かれるんだ。

何故なら、そこには
『人間の想いの極限』が描かれているから。

『暴力に訴えなくてはならないくらいに強い想い』

登場人物がそういう想いに至った経緯を想像するのが好きなんだ。


さてさて、話は変わって

今日は
ホンットに久しぶりに役者に動きを付けたんだけど

仕事に掛る前は
「腕(感性)が鈍ってるかな?」なんて心配してたんだけど

そんなこと全然なくって

俺が前から言っていた

「殺陣師とアニメーターは感覚的には同じことをしている」

ってことを再認識させられた次第だ。


そう、殺陣師の時も
アニメーター(業界では『モーション・デザイナー』ともいう)の時も

アイデアの出どころは一緒。

俺の頭の
非常に直観的な部分から湧き出して来るんだ。

それを出力する手段が
役者に対しては言葉であったり身振りであったりするわけだけど

CGキャラに対しては
PCを通したソフトの操作ということになるだけなんだ。

ただ、
CGキャラの方が思い通りのポーズを取ってくれるけどね(爆)。

だけど
生身の人間が面白いのは

役者とのやり取りの中で
俺のアドバイスと役者の感性とが絡み合って
思いもかけない良い動きが生まれることなんだ。

これが、やめられない(笑)!!


そうして、こんな風に
二つのことをやっているのにその源泉が同じってことは

どちらをやっていても
それ(俺の『動き』に対する感性)が磨かれるということなんだ!

CGキャラをいじくってても、生身の役者をいじくってても(笑)
俺の本質的な部分は成長を続けていられるということなんだ。


これは、美味しい!!
これまでの半泣き人生が一気に報われた思いだ。

あざぁっ~~っす!!

ごちそうさまっすっっ!!!
by genshu-juku | 2009-03-28 19:47 | 殺陣 | Comments(0)