殺陣師の佐藤雅樹が殺陣と武道修行から得た "気付き" を易しく解説します


by Masaki Sato

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今年を振り返って・前編

んにゃぁ~~~
今年はとんでもない年だったなあ・・・(笑)

元旦の深夜
カミさんの言った

「あんた、アニメーターになれば?」

の一言に突き動かされて始まった激動の一年。

ホント
正に激動だったよなあ・・・


あと何十年かして向こうに旅立たなきゃいけない時に
今生を振り返って間違いなく思うだろうことは

『2008年が転機だった』 ってことだろう。

それは間違いない。


そう、
今年を表すのにふさわしい言葉として

先ずは

転機の年

を挙げておかなくちゃ。


有り難いことに
どうにかこうにか職も決まり
安堵の一息をついている今日この頃だけど

夢に向かって駆け出した当初は
成功する当てなんかこれっぽっちも無かったんだ。

「頑張ったけどやっぱり駄目だったよ」

そんな風にみんなに報告することだって
十分あり得ると思っていたんだ。


でもね
飛び出さなくてはいられなかった。

走り出さなきゃいられなかったんだ。

何故かというとね

去年の暮の時点で
俺は人生を諦めかけてたからなんだ。


古くからの読者にはご存じのとおり
ここ二~三年の俺は精神のどん底を彷徨っていた。

詳しい事を書けば愚痴になるので止めておくけど

目標を見失って
それを取り戻そうと 焦れば焦るほど事は裏目に出て

もがけばもがくほど 泥沼に嵌っていったんだ。


そうして
去年の暮にカミさんとじっくり話し合って

出した結論は

「年明けに施設管理の仕事に戻り
    残りの人生は平凡に、静かに暮らそう」

ってものだった。


その時 俺がカミさんに言った台詞は今でも覚えてる

「俺は世の中には受け入れられない片端な人間なんだ」

「完全な世捨て人にはなれないけれど
         社会の片隅でひっそりと生きて行きたい」


・・・・
弱い ・・・ ああ、弱い ・・・


カミさんがいるから
死のうなんて決して思わなかったけれど

「俺の人生は終わった」とは、本気で思ってたんだ。


でもね、

今思えば

ここまで追い込まれなかったら
決してあんな無謀な行動には出なかったと思うんだ。

適当に「先生」と呼ばれて
適当に満足していた人生なら・・・


「もう後がない!」

本当にそこまで追い込まれたからこそ

『窮鼠猫を噛む』的な
『火事場の馬鹿力』的な力を発揮できたんだと思う。

そうして
そこまで追い込まれたからこそ

『本当に自分がやりたかった事』

に巡り合えたんだとも思うんだ。


今は、なんとかこの賭けに勝つことができて
心穏やかに年の瀬を迎えることが出来たけれど

もし、負けてしまっていたら・・・

「それでも良い経験ができたよ」

なんて綺麗事は言えなかったと思う。

二度と立ち上がれないほど打ちのめされていたと思う。


それでも・・・

それでも・・・・


やって良かった。

一歩を踏み出して良かった。


取り敢えず

今年はそんな年。
by genshu-juku | 2008-12-30 23:05 | その他 | Comments(2)
Commented by at 2008-12-30 23:55 x
落ちるときは前のめりにそれでも歩いていきたい・・・なんてかっこつけていたけど、いざ落ちてみるとなんと自分の器の小さいことか。自分に打ちのめされ、罵られ、惨めな思いをしながらでも生きていくしかないと受け入れたとき、道は開かれるものなのですね。
追い詰められたとき、自分の本当の、それこそ、自分の知らない自分を見つけられた。色々あったけど、それを言うのが「愚痴」と思えるのは、武士は食わねど・・・のやせ我慢の精神。
それを見つめさせてくれたのは、わたしも女房でした。
お互い、いい女性に巡り会ったみたいですね。
来年は、今年より「ほんの少しだけ良い年」にしましょうよ。
その積み重ねが大事だと感じた今年でした。
来年もよろしくお願いします。
Commented by genshu-juku at 2008-12-31 10:41
お互いに大変な年だったようですね。
でも、そのお陰で少しだけ成長できた気がします。

『艱難汝を玉にす』 とはよくいったものです。


今年の大掃除はカミさんへの恩返しも込めて
いつにも増して張り切りました(笑)。

この後の人生も、半分はカミさんのために
半分は社会のために生きていければと思っています。
(いい加減、「自分がどうなりたい」
 なんて欲は無くなりましたから / 笑)

「今の社会を良くするために自分には何ができるのか?」

そんな事を
少しずつ少しずつ実践していければと思っています。


来年もお互いに踏ん張ってやりましょう!
それでは、よいお年を。