殺陣師の佐藤雅樹が殺陣と武道修行から得た "気付き" を易しく解説します


by Masaki Sato

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パンチドランカー

うう・・・
この週末は、何故か頭が重くてイライラすることが多かった。

一昨日の土曜日もガッツリ休日出勤したから
仕事の疲れが大きいんだろうけれど

それだったら
ルーチンの調整法で解消できるはずなのに

どうやら、それでは足りないらしいし
何か別の理由があるのかしらん?

なんてつらつら考えていたら・・・

ああ、そうか!

先週の土曜に引き続き
水曜日にもモーキャプの撮影があって

その時にもアクターをやったからだ!

ほんで
どちらの撮影の時にも

やられる演技をしながらマットに倒れ込む
(↑時にはミニトランポリンで空中回転しながら)

CG業界では
「やられモーション」とか「ふっとびモーション」
とか呼ばれているアクションをやったからだ!!

そのアクション自体は別に難しいことは何もないのだが
(空中回転はちょっとだけ技術が要るけど)

マットに倒れ込む時に
ほんの少しだけ脳が揺すられるのだ。

そう、脳は
鍋に張った水に浮く豆腐みたいな存在だから

外側の筋肉をいくら締めてみても
ある程度の衝撃が身体に加わった時には

どうしたって揺れてしまうものなのだ。

そして、
その衝撃があまりに強い時には

目まいや吐き気を覚えたり

酷い時には
頭がい骨とぶつかった勢いで
脳挫傷を起こしてしまったりするのだ。

「マットに倒れ込むだけならなんてことないでしょう?」

って思うかもしれないけど

確かに、一回一回の衝撃なら
健康上特に問題のないレベルだけど

それが、十回、二十回も続くと・・・
しかも日を置かずにやったりすると

吐き気こそしないものの

何か頭が重い
嫌ぁ~な感じが脳に残ることになるのだ。


まあ、
原因さえ分かってしまえば

脳のダメージを回復させる術は既に身に付けているので

(呼吸を駆使して脳圧をコントロールしたり
 気を巡らせて回復を早めたり・・・
 何より太極拳の型をやるのが一番なんだけど)

朝から早速調整を始めて

今は
ダメージの九割方を脳から取り去る事ができた。


ふう、危なかった。
これで明日からも元気に働けるってもんだ。

それにしても
簡単なアクションでも油断は禁物だってことがよくわかった。

これからは
ふっとびモーションを撮った後には
必ず脳の修復作業を行うことにしよう。


これを読んでいる武道・格闘家

もしくは、
激しいスポーツやダンスを
練習している人達には十分気を付けて欲しい。

パンチドランカーの症状を引き起こす原因は
なにも殴り合いだけとは限らないのだから。

長い間頭痛やイライラが続く時は
俺みたいにパンチドランカーを疑ってみた方がいいと思う。

歳を取って後悔しないためにも

今のうちから
ヨガや太極拳などの
東洋的身体調整法を学んでおくことをお勧めする。

どんなに身体を鍛えていても

脳が壊れてしまっては
残りの人生が台無しになってしまうのだから。
by genshu-juku | 2009-10-12 14:26 | 仙骨・背骨・健脳 | Comments(0)